互いを大事にする要支援国のひとびと

 
海外援助の一環として、海外の方にいろいろと勉強の場を提供している仕事がある。
今回中東の人が多かったが、みなちょっとしたことで感激して感謝してくれる。
とても情に厚いのだ。もうすぐ帰国されるのだが、あまりに向こうが感謝の意を
示してくれて、レクなどにも誘われて時給も出ないのに参加しているが、楽しい。
と同時に彼らに影響されたのか、もう名残惜しくなってしまっている。
なんだろうな、この感傷。
踊る彼らとともに楽しくおもちゃの太鼓をたたいたり話したりしていて
不思議な感覚になった。
この人たちは陽気で純粋な人ばかりだ。その純粋さに影響されている自分が
よく理解できていないかもしれない。
カルチャーギャップはあれど、何か大事な事を忘れている多くの日本人を思う。

彼らは国に帰ると、夜の街は真っ暗、女性の外出も容易ではなく。
これから立派に国を作り上げてほしい、私らはいつか必ず行くよ、と約束した。