機械？そう思ってると思ったよ（鼻笑）

女性は子供を産む機械なんだそうである。
まあ、そう思っていると思っていたさ。こんなに少子化が進むのは。この発言チトむかつくけど驚きはしない。この世代の人には多い考え方だと思うし、これまでの政策やなんかを見ていたら、考えている人は何にもわかっていないというのは明らかなわけだし。

この発言をされた方、奥様も娘さん二人もいらっしゃるそうで。
奥様も娘さんも本当にかわいそうな方々だと思う。夫あるいは父親が、自分たちのこと、子供を産む機械だと思ってるなんて、本当におかわいそうだと思う。そんなふうに思われて生きているなんてさぞやお辛いことだろうと思う。人扱いさえされないなんてわたしだったら死にたくなるかもしれない。がんばって生きてください。

ま、くだらない皮肉はいい。
この人、奥さんや娘さんに向かって同じこと言えるかな？
子供を産む機械である女性が、自分の身の回りにもたくさんいる、毎日悩みつつ生きている生身の人間であるという感覚はきっと、ないと思う。数字だけの問題でもなければ、女性だけの問題ではないのに。
皮肉はともかくとしても、やっぱり奥さんも娘さんも気の毒だと思う。「女というもんは…」という考えの持ち主であることには変わりないわけで。自分の父親だったとしたらあまり尊敬できない（夫だったら、と最初に一瞬思ったがそれはまずありえなかった。無理）。

少子化が進む原因の一つに、このような立場にある方々がこういう考え方だからというのがあるわけで。子を産み育てるということが、女性だけの責任であり、また子供を産む・産まないは女性だけのせいだとこの方は思われてるんでしょう。厚生労働相であれば、少子化担当大臣が他にいるとしても少子化問題は避けて通れないはず。だとすればこの仕事に能う人とは思えない。少子化をなんとかしたいと思っているなら辞任を勧告するんじゃなくて解任するのが筋ではないかと思うが。